📋 2026年3月期 ゲーム大手決算サマリー

任天堂売上高2.3兆円(前年比+98.6%)・過去最高 / Switch 2: 1,986万台
カプコン11期連続営業増益達成 / プラグマタ2日で100万本突破
コナミグループeFootball累計9.5億DL・過去最高業績2期連続更新
バンダイナムコHDガンダムIP 1,272億円(初の1000億円超)・来期増益転換
スクウェア・エニックス売上減・営業利益20.8%増の構造改革路線 / OASIS問題
セガサミーSuper Game開発中止・GaaS戦略全面撤退
決算発表日2026年5月7日〜15日(各社順次発表)

🎮 任天堂:売上高2.3兆円・過去最高なのに株価急落の謎

任天堂が5月8日に発表した2026年3月期の本決算は、売上高2兆3,130億円(前年比+98.6%)・当期純利益4,240億円(+52.1%)と17年ぶりに過去最高を更新する圧倒的な好決算だった。主役はもちろん2025年6月発売のNintendo Switch 2で、通期販売台数は1,986万台、同時発売の『マリオカートワールド』は1,470万本というシリーズ史上最速級の立ち上がりを見せた。

ところがこの好決算を受けた株価の反応は真逆で、5月11日に-7.6%の急落。上場来高値14,795円から見ると現在は約半値という状況だ。原因は来期(2027年3月期)の業績見通しにある。Switch 2の値上げ(5月25日〜49,980円→59,980円)・メモリ高騰・米国関税の影響で原価が約1,000億円上昇する見込みとなり、最終利益は前期比27%減の3,100億円という保守的なガイダンスを発表した。「好決算は織り込み済み、来期悲観が市場を動かした」とXで投資家・アナリストから活発な議論が続いている。

📊 任天堂 IR・投資家情報

🏆 カプコン:前人未踏の「11期連続増益」達成

毎期10%の営業増益という驚異的な経営目標を掲げ続けるカプコンが、2026年3月期も目標を達成し11期連続増益という前人未踏の快挙を成し遂げた。4月17日に発売した新作『プラグマタ』は2日間で全世界販売本数100万本、16日で200万本を突破するなど今期の追い風になった。来期2027年3月期は売上高1,953億円・営業利益752億円と2期連続の増益を見込む。「モンスターハンター」「バイオハザード」を超える新IPの育成ができるかが今後の注目点だ。

📊 カプコン IR・投資家情報

📉 バンナムHD:来期「増益転換」もガンダムIPが史上初1,000億円超え

バンダイナムコHDは2026年3月期の来期見通しが市場予想を下回ったとして、決算発表直後に株価が急落した。一方でポジティブなニュースも。ガンダムシリーズの上半期売上高がグループ全体で初めて1,000億円を超える1,272億円を達成。「IP軸戦略」の成果が数字に現れた形で、今後の50周年プロジェクト(SEED FREEDOM ZERO・ガンダムW新規映像等)でさらなる拡大が期待される。来期は増益転換を見込む。

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🔄 スクウェア・エニックス:売上減でも「史上最高の営業利益率」へ構造改革

スクウェア・エニックスHDは来期の売上高を前期比13.7%減の2,800億円と大幅な減収を見込む一方、営業利益は20.8%増の490億円を計画する。「稼ぐ力」を回復させる構造改革の成果で、営業利益率17.5%は2008年3月期以降で最高水準になる見込みだ。海外組織の再編で年30億円以上のコスト削減も実現。また英国の物言う株主OASISがKADOKAWAの筆頭株主に躍り出たことで、スクエニへの同様の動きを警戒する声もXで広まっている。

📊 スクウェア・エニックスHD IR・投資家情報

🚫 セガサミー:「Super Game」開発中止・GaaS戦略を全面撤退

2021年に「数百億円規模の大型投資」と大々的に発表したセガの次世代GaaS(ゲームアズアサービス)プロジェクト「Super Game」が、2026年3月期決算でひっそりと開発中止を発表した。セガサミーHDはF2Pの優先度を引き下げると発表。コンシューマゲームへの回帰路線を鮮明にした。コナミグループは「eFootball」累計9.5億ダウンロードを突破するなど、GaaSで成功を収めており、同じ土俵での競争を諦めた形となった。

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