📋 基本情報

タイトルご応募ありがとうございます
開発IceLemonTea Studio
パブリッシャーNo More Robots
発売日2026年6月19日
対応プラットフォームPC(Steam)
価格$19.99(発売記念セール中:$16.99)
公式ストアstore.steampowered.com

🔥 落ちまくった末に「面接官」へ——2066年ディストピアで応募者をふるい落とせ

IceLemonTea StudioとパブリッシャーのNo More Robotsが共同開発した面接シミュレーション『ご応募ありがとうございます』が、2026年6月19日にSteamで正式配信を開始した。発売からわずか1日でSteamユーザーレビュー「非常に好評」を獲得しており、発売記念セールとして7月3日まで15%オフの$16.99で購入可能だ。

舞台は世界的な災害と経済不況により就職難が深刻化した2066年の架空都市である空島市。プレイヤーは就職活動に15回も落ち続けた末、皮肉にも空島市最大の企業「空島グループ」の初級面接官として配属されることになる。今度は自分が応募者をふるい落とす側だ。毎日変化する採用条件に従って履歴書や各種書類を精査し、合格者には採用通知を、不合格者には「お祈りメール」を送り続ける。

ご応募ありがとうございます 書類審査シーン

🎮 社畜生活と分岐ストーリー——退勤後のアパートで精神を削られる日常

ゲームの特徴は書類審査だけに留まらない点だ。確認すべき書類は日数が経つにつれて増加し、最初は履歴書のみだったものが、やがて卒業証明の偽造チェックや精神鑑定書の審査まで及ぶ。効率よく処理しないと報酬が下がり、家賃が払えなくなって強制退去させられるという厳しいゲームループが待っている。

退勤後はアパートに帰宅し、家賃の支払いや生活用品の購入、自分自身の精神状態の管理も必要だ。「応募者の運命を決める権力者」でありながら、自分もまた歯車の一つに過ぎないという二重の閉塞感がじわじわと積み重なっていく。物語は複数のルートに分岐し、エンディングは6種類用意されている。プレイヤーの選択によって、資本の側に立つのか、労働者に寄り添うのか、あるいは自身の生存を優先するのかが問われる。日本語インターフェースにも対応済みで、国内プレイヤーも世界観に没入しやすい仕様となっている。

ご応募ありがとうございます 退勤後アパート生活シーン

📊 「Papers, Please」の系譜——日本の就活文化と刺さる独自性

本作は書類チェック型シムの金字塔「Papers, Please」や、No More Robots自身が手掛けた「Not Tonight」シリーズから強い影響を受けていることが公言されている。システム面での類似点は多いが、本作の差別化ポイントは「面接」という普遍的な体験を題材にした点にある。入国審査官でも夜警でもなく、就活という多くの人が経験する場面を舞台にしたことで、プレイヤーが感じる理不尽さと感情移入の深さが格段に上がっている。

とりわけ日本市場では響きやすいテーマといえる。圧迫面接や書類選考落ち、お祈りメールは日本の就活文化と直結しており、Steamレビューでも「実際の就活を思い出して胃が痛い」といった感想が散見される。ターゲット層は就活経験者全般だが、労働環境や格差社会に問題意識を持つユーザーにも刺さる内容だ。開発のIceLemonTea Studioは中国を拠点とするインディースタジオで、本作がSteam初の本格リリースとなる。発売直後から「非常に好評」を獲得した実力は本物であり、インディーシーンの中でも特に注目すべき一本だ。

💬 SNSの反応——「お祈りメール」ゲームへの共感の嵐

就活の闇を突いた本作に、SNSでは発売初日から多くの反応が集まっている。

ゲーナビ編集部のひとこと

就活のリアルな理不尽を「面接官側」から体験させるというコンセプトが秀逸だ。「Papers, Please」が国境審査を題材にして社会批評を成立させたように、本作は「お祈りメール」という日本でも馴染み深い就活文化を切り口に、格差社会と労働問題を描いている。発売初日に「非常に好評」を獲得したことが示すとおり、インディーゲームとしての完成度は高い。社会派シムが好きなプレイヤーには強くすすめたい一作だ。



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